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特徴
●つる割病とえそ斑点病に耐病性
土壌病害であるつる割病の5つのレース(F0、F1、F2、F1,2y、F1,2w)と、えそ斑点病(MNSV)に耐病性があり、うどんこ病(PM)にも強い。
※つる割病の耐病性台木が発病する強汚染圃場での栽培は避ける。また、うどんこ病は菌の種類によっては発病する場合があり注意する。
●低温伸長性にすぐれつるもちがよい
低温期でも生育が緩慢にならず、草勢は強めでつるもちがよい。収穫期の裂果が少なく作りやすい。
●秀品率が高くカット適性にすぐれる
果ぞろいがよく太めのネットが密に安定して発生し秀品率が高い。種子部が小さく、皮際まで赤く着色して果肉が厚い。
●均一で緻密な肉質
果肉は均一にかたく緻密で日もちがよく、高糖度で安定する。
栽培の要点
●圃場の準備
草勢が強いため、肥沃な圃場では元肥のチッソを2割程度減らすとよい。
●スムーズな活着を目指す
着果節位の雌花の質を高めるため定植後の活着は順調に進める。定植時の地温は18℃以上を確保する。
●交配期まではじっくり生育させる
活着してからはなるべく潅水を控え、採光をよくしてじっくり生育させる。ただし、着果枝の伸びが悪い場合は、伸び始めに潅水し、交配直前は避ける。
●肥大期はムラのない潅水を心掛ける
ネット発生初期の潅水や蒸し込み管理は、大割れネットの発生につながる。ネットが全体に回り出したころから、朝夕高めの温度管理に設定し潅水を開始する。以後はむらのない潅水を心掛け、肥大とネットの発生を促す。
●適期収穫に努める
熟期は55〜57日型。収穫開始の際は必ず試し割りをし、肉質も考慮する。
蒔き時期をご確認ください。